ちょい若おやじの映画と読書の記録

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"Words can't describe how it feels flying through an aurora. I wouldn't even know where to begin..."

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映画レビュー#37 マウスハント [洋コメディ]

2014.10.19 (Sun)

マウス・ハント [DVD]マウス・ハント [DVD]
(2009/04/10)
ネイサン・レイン、リー・エヴァンス 他

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[説明]
公開:1997年12月19日(アメリカ) *日本公開:1998年3月7日
上映時間:98分
原題:MouseHunt
監督:ゴア・ヴァービンスキー Gore Verbinski (『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)
脚本:アダム・リフキン Adam Rifkin (『スモール・ソルジャーズ』脚本)
出演:
ネイサン・レイン Nathan Lane ― アーニー・シュマンツ Ernie Smuntz
リー・エヴァンス Lee Evans ― ラーズ・シュマンツ Lars Smuntz
ヴィッキー・ルイス Vicki Lewis ― エイプリル・シュマンツ April Smuntz
モーリー・チェイキン Maury Chaykin ― アレキサンダー・ファルコ Alexander Falko
ウィリアム・ヒッキー William Hickey ― ルドルフ・シュマンツ Rudolf Smuntz
マイケル・ジェッター Michael Jeter ― クインシー・ソープ Quincy Thorpe
クリストファー・ウォーケン Christopher Walken ― シーザー Caesar
フランク・ウェルカー Frank Welker ― ネズミ、キャジラの声
音楽:アラン・シルヴェストリ Alan Silvestri (ロバート・ゼメキス監督映画の大半を担当)

出典:エンドクレジット、wikipedia マウス・ハント , MouseHunt (film)

[あらまし]
糸工場をぎりぎり倒産寸前で何としても経営してきたルドルフ・シュマンツの死…
残された息子、長男のアーニー、次男のラーズは、父ルドルフから「1本の糸」を手渡され、「工場を潰してはいけない」という遺言を受ける。しかしながら、父親との相性も悪く、一流フランス料理人となっていたアーニーは工場経営を糸が好きで父親とも気の合っていた弟のラーズに任せることに。しかし、工場の借金もたまっており、年老いた従業員に満足いく給料もままならない状態であった。しかも、アーニーは店の料理にゴキブリが混入してしまうという事件(おそらく亡き父親の差し金)もあり、事業は失敗、兄弟揃って途方に暮れていた。
そんなころ、父親の新たな遺言として、郊外にある「古臭いボロ屋敷」が遺産として遺されていたことを知った2人はとりあえずそこで共同生活を送ることに。なんとその屋敷は、古の超有名建築家が残したとされる伝説的な屋敷であったことが判明し、大々的なオークションを開くことができることになる。つまり、オークション期日までにボロくなっていた屋敷を改装しさえすれば、2人には必然的に大金が手に入るということを意味していた。
が、しかし…
そこにはとても小さな、そしてなんとも頭のいい1匹のネズミが住んでいたのであった…

頭脳明晰なネズミとお間抜け兄弟の「家」をめぐる戦いが勃発する。
アーニーは再び料理人としての事業をする金を手に入れられるのか?
ラーズは糸工場を経営するだけの金を手に入れられるのか?

実写版『トムとジェリー』(本作では人v.s.ネズミ)のようなドタバタコメディ。抱腹絶倒間違いなし?!
(文責・管理人)


[レビュー]
本作は管理人が10歳くらいのころから見続けている作品で、大好きな作品である。
当時はVHSで日本語吹き替え版で3つ下の弟と楽しく観ていたのだが、管理人が中学生くらいになってからもうかれこれ10年以上観ていなかった。それを偶然にもレンタル店でDVDとして置いてあることに気づき、思わず心の中で「おお~!懐かしい!」と手に取って鑑賞。
相変わらず爆笑しながら観たのだが、大人になっての新たな発見としては、マイケル・ジェッタ―やクリストファー・ウォーケンが出ていることに気付いたり、ネズミの声を担当していたのが管理人の好きな『おさるのジョージ』シリーズのジョージの声などを担当する「ハリウッドの動物の声と言えばこの人」と言えるフランク・ウェルカーだったという事実など俳優関係の発見があった。
また、オトナになって観たこと、それから本作に登場する兄弟の年齢関係も自分と似ているようなこともあり、2人が一生懸命ネズミと戦った末に行きついた結末の映り方が少しだけ異なってきたことにも気づいた。

従って、今回のレビュー構成は、

①笑い1 ―シナリオ、ドタバタ、日本語吹き替え版
②笑い2 ―演出など
③オチに対して今回思ったこと

の3点でレビューしていくことにする。


笑い1 ―シナリオ、ドタバタ、日本語吹き替え版
まずはシナリオがシンプルでいて、それできちんと伏線にもなっていたりしてい点が本作の面白いところだろう。
父親が遺した遺産としての「屋敷」で起こるドタバタコメディなんだが、兄のアーニーが料理人であることや弟のラーズが糸工場を受け継ぐこと、その工場をどうするのか、など登場人物のキャラクターや状況が絡み合って面白いものになっている。
人間がとにかくアホに描かれ、ネズミちゃんが頭脳明晰というところが何より面白い。
普通に考えたら、「ネズミなんかに負けるわけがない」のだが、これが完敗するのである。
ネズミ退治の手段としてアホ兄弟が用意する手段が面白い。
例えば、部屋いっぱいにネズミ取り(昔ながらのパッチンするやつ)を仕掛けた結果、仕掛けた本人たちが一歩も動けなくなって、逆に自分たちがネズミ取りにひっかかるシーンなんか典型的だが面白い。
それから、「普通に考えたら死ぬだろ。笑」といったネタも盛りだくさんで笑いが止まらない仕掛け。

初めて観たころのVHSでは日本語吹き替え版だったのだが、この日本語吹き替え版もまた面白いのである。しかし、今のDVD版では当時とはしゃべり方だったりセリフが変わっていたりして少し面白みに欠ける印象を受ける。
どう見ても口が動いていないのに勝手にしゃべっていたりしたのがVHS版だったのだが、それが全然OKなくらい面白いものだった。今、VHS版を入手するのは難しいのだろうか???
もし、手にしたらまた吹き替え版で見てみたいところだ。


笑い2 ―演出など
演出もまた面白い。
『トムとジェリー』を彷彿させるようなやり取りも当然そうなのだが、あくまでこれは映画なのである。アニメ映画ではないのである。アニメをそのまま実写として採用してみるという手法を取った監督がかつていたような記憶がある(知り合いが自主制作でやっただけかもしれないが)。
しかし、アニメはアニメだから面白いのであり、実写は実写として考えないと良さを殺してしまうはずである。
そこを本作はきちんとクリアしていたように思った。
まず、動物が出演する映画という難しいところをハリウッドお得意の動物トレーナーでネズミに演技をさせている。
また、カメラの映し方や編集、効果音、適度なCG処理でネズミに表情を持たせている。
全編CGなどと昨今なら手法として可能かもしれないが、やっぱり実際のネズミちゃんの予期せぬ動きなどがまたいいのではないだろうか。

そして、ネズミちゃんと“キャジラ”こと凶暴な猫との戦いも同様に適度なCG処理と効果音などを組み合わせることで、まさに『トムとジェリー』の典型的なネタ(ネズミの巣穴を覗いている猫の後ろにネズミ取りを仕掛けるなど。笑)も満載であり、そして実写でできる範囲でカットも細かく割って映像で説明も加えながら、わかりやすい笑いを示してくれる。

更に、死んだ父親の肖像画の顔の表情が物語の進行の雰囲気に合わせて変わるところやクリストファー・ウォーケン演じるネズミ駆除マスターとの戦いの一部を見せずに録音テープでマスターの恐怖を想像させるところなど、無理なところは無理にしなかったり、お洒落な演出をすることで状況をわかりやすいものにしてくれたり工夫が素晴らしいと思う。
だから、子供でも爆笑しながら観れるのだと思う。


オチに対して今回思ったこと
少年時代も確かに、弟のラーズの嫁が「金がすべてさ!」といったスタンスは察していたし、結局、最後に人間とネズミが仲良く共存していくことに「いいなあ」などほっこりしていた記憶はある。
ではオトナになって観た本作にはどのような思いを感じたのかを1つだけ書いておく。

それはラストに2人と1匹が仲良く事業を展開して成功しているオチについてである。
ここに至る要因として、2人と1匹の性格が大きく変わるわけではないところを今回感じたのだ。
屋敷を失い、それでも「世の中金がすべてではない!」と気付いて、みんなで仲良くなる、ではないのである。
最後の最後までお互い戦い続け、意地を張り続ける結果、屋敷はぶっ壊れてしまい、お互い住まいをなくし、ある種の妥協がそこにはあったように思えた。

父親の遺した1本の糸に対して、物語の大半はそれをどちらが持つのかに2人の焦点があてられる。ひきちぎって2つにわけることに対して父親が死ぬ前に「それだけはやめろ!」と止めていたように、あの糸は絶対にちぎれてはいけないものだったのだ。しかし、最後にはいとも簡単にその糸が2つに分かれるのである。
それを見た2人は、「もうここまできたら、なんかよくわからないけど、とりあえず糸工場にでも戻ってみるか」となるわけだが、そこにあのネズミちゃんが作った案が偶然彼らの事業にヒットするのである。
ただ、このネズミちゃんについて、どうもこのネズミは亡き父親の面影をも感じるのである。
正確に言うと、父親の使者といった感覚を抱いた。
だから、最後に頑固者として断固屋敷を譲らなかったネズミが意地を張りすぎて、屋敷まで壊れてしまい、住む場所がなくなり、「人間と共存してみようかな~」と最後のアイデアを彼らに提示したようにも見えないだろうか?

つまり、人間もネズミも思いがけないことがきっかけで、何が起こるかわからないといったことを感じた。
それが上手く行くこともあるし、上手く行かないこともある。
何でもかんでも運や運命に依拠したくはないが、時には、そう思いたくなるほど不思議なこともあるのでは???


おわりに
とにかく笑って観れる映画。
笑いながら家族そろって観るもよし、なんか疲れたなあというときに一人で笑いながら観るもよしの映画。
『トムとジェリー』が好きな人にはぜひおススメではないだろうか???
youtube予告編を貼っておく。
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コメント

運命いろいろ
ちょい若おやじさんが、弟さんと楽しげにVHSビデオを観ているところを想像すると、ほほえましくて、温かい気持ちになりました。

笑いたいときに観たいと思います。
何が起こるかわからない運命の中を、あきらめずに、でも肩の力は抜いて、笑顔で進むアタクシにぴったりね。ふふん。
トムとジェリー、好きだし。
Re: 運命いろいろ
レインボウさん、コメントありがとうございます。

> 何が起こるかわからない運命の中を、あきらめずに、でも肩の力は抜いて、笑顔で進むアタクシにぴったりね。ふふん。
> トムとジェリー、好きだし。

どんぴしゃかもしれませんね。笑
トムとジェリーが好きならなおのことです。

でも、もし実写版のネズミが嫌いだったら…
たった1匹しか出てきませんが、それでもジェリーではないので悪しからず、です。
ドブではないので、私としてはかわいいんですが、もし家にいたらいたで怖いんでしょうけど。

まあ、「ネズミだっていろいろ♪」ですし!笑
観ました!
とても楽しかったです!
ネズミが実写とCGの合成で、
いまはなき技術で逆に新鮮でした。
C.ウォーケンが登場した瞬間、爆笑しちゃいました。
Re: 観ました!
つかりこさん、コメントありがとうございます。
ご覧になられましたか~!
ありがとうございます!

> とても楽しかったです!
> ネズミが実写とCGの合成で、
> いまはなき技術で逆に新鮮でした。
> C.ウォーケンが登場した瞬間、爆笑しちゃいました。

ウォーケンのあのネズミ駆除バスターのはまりっぷりも含めて笑っちゃいますよね。
私なんかウォーケンは『バットマン リターンズ』のイメージがあっただけに、あの独特の間といい、本作の役柄にぴったりすぎて爆笑しました。
さすが、ウォーケン、幅広いことやってくれますね!笑

コメントありがとうございますm(__)m
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