ちょい若おやじの映画と読書の記録

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映画レビュー#20 42 ~世界を変えた男~ [洋ドラマ]

2014.08.26 (Tue)

42 ~世界を変えた男~ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)42 ~世界を変えた男~ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)
(2014/04/15)
チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード 他

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[説明]
公開:2013年4月12日(アメリカ) *日本公開:2013年11月1日
上映時間:128分
原題:42
監督:ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
脚本:ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland
出演:
チャドウィック・ボーズマン Chadwick Boseman ― ジャッキー・ロビンソン Jackie Robinson
ハリソン・フォード Harrison Ford ― ブランチ・リッキー Branch Rickey
アンドレ・ホランド Andre Holland ― ウェンデル・スミス Wendell Smith (記者)
クリストファー・メローニ Christopher Meloni ― レオ・ドローチャー Leo Durocher
ジョン・C・マッギンリー John C.McGinley ― レッド・バーバー Red Barber (実況)
ニコール・ベハーリー Nicole Beharie ― レイチェル・ロビンソン Rachel Robinson
音楽:マーク・アイシャム Mark Isham (『遠い空の向こうに』1999年、など)
製作会社:レジェンダリー・ピクチャーズ Legendary Pictures

出典:エンドクレジット、wikipedia 42 ~世界を変えた男~ , 42(film)

日本版公式HP 映画『42 ~世界を変えた男~』オフィシャルサイト

[あらまし]
毎年4月15日、メジャーリーグ(MLB)の全選手が背番号42を付けてプレーする。アメリカのすべてのプロ野球全球団における永久欠番「42」となった、黒人初のMLB選手ジャッキー・ロビンソンを主人公とした、事実に基づく作品である。
1946年、ブルックリン・ドジャース(現・ロサンゼルス・ドジャース)の社長兼GMであったブランチ・リッキーはシーズン前にとある決断をする。ドジャーズに黒人選手を入団させることを。1946年当時、戦後まもないアメリカでは、MLBにおいても人種差別が残っており、全400選手はすべて白人であった。黒人選手は、「二グロ・リーグ」と呼ばれる黒人選手のみの巡業リーグでプレーしていた。GMであるリッキーにとっては「野球は白も黒も関係ない、お札の色は緑色だ」という考え方であり、運動能力に長けている黒人を入団させることでドジャースを強くする狙いであった。そこでリッキーが求めた黒人選手とは「若くて、白人との試合経験もあり、何より成績を残す者」であり、その条件に合ったのがジャッキー・ロビンソンであった。リッキーはジャッキーに対して「やり返さない勇気を持った選手であれ。紳士であり続けて、誰よりも実績を残せ」と伝える。
しかし、ドジャースに入団したジャッキーに待っていたものは、観客、敵チーム、そして味方チームからの激しい差別であった。ジャッキーは新妻レイチェルの支えもあって、ただひたすらにグラウンドで結果を残していく。そして徐々に、一部の選手たちの態度が変わっていく・・・。
(文責・管理人)

[レビュー]
第96回全国高校野球選手権(夏の甲子園)も終わったこともあり、野球関係の映画が観たいと思い、ずっと気になっていた本作をビデオ屋さんでレンタルし初鑑賞。
ハリソン・フォードが出演していること、米国のBase Ball における野球文化を観たかったこと、当時の人種差別の様子を再現映像として観てみたかったことが本作に対して興味を持っていた理由である。
事実を基にした作品というものはどこまでが真実として語りたいのかの判断が難しいし、その史実自体があまり馴染みのないものであるため、このレビューでは何が史実と符合しているのかについての細かな分析はしないこととする。というか、それはできない作業のような気がするので、レンタルDVDに付属して収録されていたキャスティングに関するインタビューを参考にしながら少しだけ触れる程度にとどめておくこととする。

さて、本作の冒頭シーンで黒人新聞記者でジャッキーの世話役も担っていたスミス記者のナレーションで次のようなことが語られる。

 野球のスコアブックには選手の肌の色は記載されない。あるのはただグラウンドでのプレー内容だけである。

本作ではBase Ball そのものには人種の違いなどは関係がない、という「スポーツ精神」について主張したものであるとともに、言葉では簡単に言えるその「スポーツ精神」 というものの実行が難しいことを示してくれるシナリオになっている。そしてその差別に対して、ジャッキーがプレーや態度で抵抗し続けるのである。
これについて、DVD付属のキャスティングについてのインタビューによれば、ジャッキーは故人であり、あまり本人が語ることの少ない人物であったために、当時のジャッキーの心情について想像するという工夫をしたとのことである。従って、チャドウィック・ボーズマン演じるジャッキーが見せた表情がすべて正しいかはわからない。

邦題の『42 ~世界を変えた男~』とあるように、確かにジャッキー・ロビンソンはMLB初の黒人選手として活躍したことで大きな変化を及ぼした偉大な人物であるのだろう。
ただ、本作を観ていて感じたのは「世界を変えた男」というのは何もジャッキーだけに限ったことではない、というものである。そもそも、リッキーが黒人選手を入団させようとしなければジャッキーはMLBには入れなかったはずである。そして、白人選手でありながら、ジャッキーのプレイや態度を見て「自分も変わろう」と決意した選手たちもまた、世界を変えた男の1人である。更に言えば、何も「男」に限ったことではなく、ジャッキーの嫁さんのレイチェルという存在がジャッキーの心の支えとなっていたことはボーズマンとニコール・ベハーリーの演技を見ていれば明らかである。
またまた更に言えば、「世界」と題しているが実際はUSAを変えた男の話であり、すぐに「USA=世界」という日本語認識を持つことはいかがなことだろうか?安易なタイトルのような気がして少しだけ、物語の本質とはずれてしまっているように感じてしまった。
とにかく管理人が感じたのは、人種差別の強い時代、戦争が終わったばかりの時代を生きたUSAの人々が背番号「42」を付けた人物をその象徴・中心として生じた変化が語られている、というものであった。
例えば、悪態をつきまくる敵チームの監督のチャップマンのことについてリッキーは次のようなことを語る。

 彼も一役担ってくれた。彼が悪態をついたことで、ジャッキーに対して、黒人選手に対して〈同情〉という感情が生まれたのだ。
(怒り狂う部下に対してユーモアで切り返すリッキーのシーン)

最後に、思ったよりBase Ball のプレイ自体のシーンが少なかったことには少し消化不良だったと書いておきたい。「ヒューマンドラマ」の映画であるわけだが、もう少しBase Ballのプレイ自体を通して影響を与えた姿を見せてくれたほうが、管理人にとっては「白も黒も関係ない」という主張が伝わってきやすかったような気がする。
また、割と唐突に時間が流れていく上に、白人選手たちの顔面の判断が「黄色人種」の管理人にとっては見分けがつきにくく、時間の変化や選手の心情の変化などがわかりづらかったかなあ・・・。

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コメント

お久しぶりです
こんにちは〜
毎回楽しく拝読させていただいています。
これからも、じゃんじゃん投稿して下さい。
個人的には、戦争物のレビューも読んでみたいです。
>>パグのさくらさん
お久しぶりですね。
いつもブログ見ていただいてありがとうございます。
戦争物についてもぼちぼち溜まった想いをぶつけようと思っています。
いかんせん、見たいものが多すぎまして・・・。
今後ともよろしくお願いします。

> こんにちは〜
> 毎回楽しく拝読させていただいています。
> これからも、じゃんじゃん投稿して下さい。
> 個人的には、戦争物のレビューも読んでみたいです。

コメントありがとうございますm(__)m
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