ちょい若おやじの映画と読書の記録

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映画レビュー#3 火垂(ほた)るの墓 [スタジオジブリ]

2014.07.22 (Tue)
[説明]
公開:1988年(日本)
上映時間:88分
監督:高畑勲
脚本:高畑勲
原作:野坂昭如
出演:辰巳努、白石綾乃
音楽:間宮芳生

[レビュー]
何年ぶりに観ただろうか。
おそらく10数年ぶりに観たのではないだろうか。
大人になって観た本作は子供の時に受けた印象とはかなり異なったものであると思う。
結論から言えば泣いたわけだが、それはセツコの声優やセツコのけなげさにあるのではないかと思う。
本作のあらすじやその事実性について、作者の野坂の背景については他にもレビュー等や解説があるはずなので、観ながら考えていたことについて少し・・・。

本作は私の幼少期(1990生まれ)には毎夏に必ず金曜ロードショーで放映されていたかと思うが、昨今Vで見かけない気がする。
wikiによると、1990年から2009年まで2年おきに放映されていたという。そこから4年あいて高畑監督の最新作『かぐや姫の物語』放映に併せて2013年には放映されたとのこと。
思っていたのと違って上映されていたんだな。
このズレはどこにあるのだろうか。『はだしのゲン』問題とごちゃまぜになているのだろうか。

wiki「火垂るの墓」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E5%9E%82%E3%82%8B%E3%81%AE%E5%A2%93


次に、同映像がyoutubeにあげられており、これについてのコメントに対する考えを少し…。
おもに「戦争はしてはならない」「泣けた」「戦争は悪」といったものが多くあるように感じたが、「これで泣けるのは日本人だから」「(おばに対して)日本人の典型」といったものに目がついた。戦争追及として「日本人」といった文字列が見えると何か萎えてしまう。
あくまで、セツコとセイタという2人が生き、そしてそのはかない命が何の救いもなく死んでいくことに「戦争」の恐ろしさを感じているのではないのだろうか。
あまりにもかけ離れた「啓発の回路」としての作品にシフトしているように思えてしまう。

個人的には、ひたすらにむごい状況で生きながらも死んでしまう2人、生きるための盗みがいつの間にか盗むことで自分たちを追いこんだ対象のない怒りへの報復と化してしまうセイタの心理などに本作の醍醐味を感じる。
虚構世界で距離を置いて戦争を体験しているようで、実際世界のどこかで戦争をしているということから生じる相対的な平和を享受しているような気がして、何か都合のいい「回路」が自分自身にあることを感じずにはいられない。
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